木造住宅への想い

 愉創大工では、木造住宅を建てる際には基本的に天然乾燥の国産材を使いたいと考えています。理由はいくつかありますが大きく二つで一つは乾燥方法です。住宅を建てる際に木材は伐採後乾燥されたものを使うのですが、乾燥方法を大きく分けると天然乾燥と人工乾燥に分かれます。現在の主流は人工乾燥なのですが、これは木材を高温の室内に入れ一気に乾燥させてしまう方法で、それに対し天然乾燥とは自然の中で2~3年の間放置してゆっくり乾燥させていく方法です。この乾燥方法の違いで大きく差が出るのは強度です。人工乾燥の木材では乾燥期間を早めるために無理矢理乾燥させるので木材の細胞が壊れてしまいます。そのため住宅を建てた直後が強度のピークでそこから徐々に強度は落ちていきます。一方で天然乾燥では、樹齢50~60年の木材を使った場合、住宅を建てた直後から50~60年かけて強度がさらに増していきます。そこからさらに50~60年以上かけて強度が落ちていきます。このことから、天然乾燥の方が人工乾燥と比べ2~3倍以上も長持ちすることがわかると思います。

 そしてもうひとつの理由は木材の成長サイクルです。一つ目の理由で少し触れましたが一般的に住宅に使われている木材は最低でも樹齢50~60年、つまりそれだけの時間をかけないと木は育たないのです。にもかかわらず、使う材料にもよるので一概には言えませんが現在主流の工法と材料での耐用年数はおよそ30年ほど、つまり住宅を建てるために消費した木の代わりが育つ前に次の木を消費することになってしまうので木がどんどん減っていきます。最低でも木が育つまでの50~60年の間、またそれ以上の期間、問題なく建っていられる住宅を建てていくことが我々大工の一つの使命だと思っています。

 家を建てるという人生で何度もない大事な機会、競技大会で培った日本トップレベルの技術技能をもった大工さんたちと大切なご自宅を建てていきませんか?

会社概要

会社名 愉創大工

代表者名 髙田慎太朗

創業 2022年4月

電話番号 090-6306-5899

メールアドレス s.t-yusou@outlook.jp

住所 〒185-0003 東京都国分寺市戸倉3-9-25 102

営業時間 8:00~19:00

定休日 日曜、祝日(電話対応可)

免許・資格 二級建築施工管理技士 一級大工技能士 職業訓練指導員 

競技大会等受賞歴 第32回技能グランプリ銀賞 第35回全国青年技能競技大会金賞 第56回技能五輪全国大会銅賞